Cloudflareの「Web Search API」とは——AI Gatewayで選べる3つの検索プロバイダーと28倍の価格差
投稿日:2026.10.06
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Cloudflareの「Web Search API」とは——AI Gatewayで選べる3つの検索プロバイダーと28倍の価格差
Cloudflareが2026年10月2日、AI Gateway経由で使える新機能「Web Search API」を発表しました。AIモデルは訓練時点の知識に限定されるため、最近のイベントや変わり続けるドキュメント・API、日々更新されるニュースには対応できません。Web Search APIは、AIエージェントやアプリケーションが推論中にライブな検索結果をコンテキストへ取り込めるようにすることで、この制約に対処する機能です。検索エンジンを自前で統合する必要はなく、Cloudflareが用意した3つの検索プロバイダーから選ぶだけで使えます。現在はベータ版として提供されています。
モデルの知識に「今」がない——Web Search APIが解決する制約
新聞は刷られた瞬間に内容が固定されます。その後に起きた出来事は、次の号が出るまで紙面には載りません。AIモデルの知識も同じ構造を持っていて、訓練データが集められた時点で止まっています。
Cloudflareが課題として挙げているのは、最近のイベント・変わり続けるドキュメントやAPI・急速に進化するニュースの3つです。モデルの知識だけに頼ると、これらの対象については古い前提のまま答えを返してしまいます。Web Search APIは、推論の最中にライブな検索結果を取得してコンテキストに加えることで、この古さをその場で埋める経路です。
3つの検索プロバイダー、価格差は28倍
Web Search APIの実体は、検索そのものを行う3社をAI Gateway経由で選べる仕組みです。公式ドキュメントが示す価格と特性は次のとおりです。
- Ceramic.ai(デフォルト): 1,000リクエストあたり0.25ドル。独自インデックスは40億ページ以上。Zero Data Retention(ZDR)に対応し、各ページの説明は最大8,000文字までとAIエージェント向けに設計されています。
- Linkup: 1,000リクエストあたり5.00ドル。ウェブ全体から引用したテキストスニペット付きで結果を返し、
fast検索深度で高速に動きます。ZDRに対応しています。 - Exa: 1,000リクエストあたり7.00ドル。従来型のキーワード検索とエンベッディングベースの検索を組み合わせた独自インデックスを持ち、
auto検索タイプでクエリに関連するハイライトスニペットを返します。ZDRには対応していません。
最安のCeramic.aiと最高額のExaを比べると、価格差は28倍です。デフォルトが最安のCeramic.aiに設定されている以上、何も考えずに使えば最も安いプロバイダーで動きます。それでも3社が並んでいるのは、価格だけでは選べない違いがあるからだと考えられます。
Zero Data Retentionの有無が、プライバシー要件を左右する
価格以外の分岐点は、Zero Data Retention(ZDR)への対応です。Ceramic.aiとLinkupはZDRに対応していますが、Exaは対応していません。
検索クエリや結果データを提供者側に残したくない用途では、ZDR対応が選定理由になります。逆にExaを選ぶ場合は、ZDR非対応であることを前提に、どのデータをクエリに含めるかを運用側で設計する必要があります。3社の中でExaは最も高額でありながらZDR非対応です。価格とプライバシー要件は別々の軸として、それぞれ確認する必要があります。
価格はマークアップなし——自分のAPIキーも使える設計
Web Search APIの課金はAI Gatewayのクレジットを通して行われます。Cloudflareは各プロバイダーの「リストAPI価格」をそのまま適用し、独自の上乗せ(マークアップ)を取らないと説明しています。上で見た28倍の価格差は、3社それぞれのAPI価格そのものの差です。
もう一つの選択肢として、利用者自身が各プロバイダーのAPIキーを使うことも可能です。AI Gateway経由のクレジット課金と、自分のキーを直接使う方式の両方が用意されている形です。
導入は軽い——AI Gateway・REST・Workersバインディングの3経路
利用方法は3つ用意されています。1つはAI Gatewayを直接使う方法、2つ目はRESTエンドポイントへ認証トークンとプロバイダー名を指定してPOSTする方法、3つ目はCloudflare Workersのバインディングenv.AI.websearch()を使う方法です。Cloudflareはこのバインディングについて、統合が1行のコードで完了すると説明しています。
あわせて、プロバイダー側にも条件が課されています。3社ともCloudflareの「検証済みボットクローリング基準」に準拠する必要があり、検索レスポンスには引用元コンテンツへのリンクを含めることが求められています。ライブ検索の結果を取り込むだけでなく、その出典を示す経路も仕組みに組み込まれています。
まとめ
Web Search APIは現時点でベータ版で、プロバイダーが今後増えるかどうかは公表されていません。価格だけならCeramic.aiが既定で最安ですが、ZDRが要件に入るならLinkupも候補になり、Exaを選ぶならZDR非対応を前提にした運用設計が必要です。次にAIエージェントの回答が古い前提のまま止まっていると感じたら、まずこの3社の価格とZDR対応を見比べるところから始められます。
関連
AI エージェントを業務で回すときの設計と運用については、CTO の note に書いています。
出典
- Cloudflare Blog: Introducing the Web Search API
- Cloudflare Changelog: Introducing Web Search API
- Cloudflare Docs: Web Search Providers
※ この記事は AI を使用しています。Leadeas が自社開発した AI エージェント基盤で下書きを作成し、人間のレビューを経て公開しています。AI ネイティブ開発会社として自社の技術をそのまま実演する目的で、この手法を用いています。(詳しくは AI 利用ポリシー)

