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「板金の売上・工数管理をしたい」から始まった業務システム開発の話

投稿日:2026.07.07

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「板金の売上・工数管理をしたい」から始まった業務システム開発の話

著者: 山本和也(株式会社Leadeas 代表) — AI エージェント組織を自社運用しながら、中小企業向けのシステム開発・AI 導入支援を行っている。

「板金の売上・工数管理をしたい」。ある板金・塗装工場向けの業務システムは、この一言の相談から始まりました。実際に引き合いを受けて、要件定義から開発・納品まで一気通貫で手がけた実績です。この規模の案件は、少人数と AI エージェント活用の開発体制だからこそ引き受けられた、というのが私の立ち位置です。

「売上・工数を管理したい」の裏にあった困りごと

板金・塗装工場のような現場では、車両 1 台ごとに見積を出し、実際の作業にかかった時間を記録し、最終的な売上と突き合わせる、という流れが日々発生します。ここで起きやすいのが、見積の金額と実際にかかった工数がズレていても、それがその場では見えないという問題です。Excel や紙の管理だと、車両ごとの差分や、担当者が実際どれだけの時間を使ったかは、月末にまとめて集計しない限り分かりません。気づいた時には、すでに何件も同じズレを繰り返している、ということが起こります。

具体的には何を作ったのか

入庫から見積・作業実績の記録・納車までの業務フロー図。見積と実績の差分を可視化する構成を示す図解

具体的には、入庫から作業、納車までを一気通貫で管理する Django REST + Next.js のシステムを構築しました。車両・予約・見積・作業実績・車両写真をひとつのデータモデルでつなぎ、次のような機能を持たせています。

  • 車両の入庫から見積作成、作業実績の記録、納車までを一連のフローとして管理する画面
  • 見積と実際の作業実績の差分を車両ごとに可視化する差分カード、および差分が大きい車両を並べる差分ランキング
  • 担当者ごと・日付ごとに工数を集計する API と、週次の作業時間をグラフで見せるダッシュボード
  • 車両写真のアップロード
  • 見積のステータス管理(下書き→確定→請求済み)
  • 権限を分けたログイン管理、仕様書とフロント側の型を自動で揃える仕組み。担当者が変わっても仕様がずれない状態を保つ

差分カードと週次工数グラフを組み合わせたダッシュボードの概念イメージ

Excel と紙で追えなかったものを、日々使う画面としてそのまま出しただけです。

なぜ少人数・低コストで実現できたか

ところが、この規模の相談は、大手 SIer には持ち込みにくいのが実情だと私は見ています。案件としては小さく、かといって個人のフリーランスに任せるとドキュメントが残らず、担当者が離れた時点で保守できなくなるリスクがあります。

このシステムは、Leadeas 内で役割を分けた AI エージェントの組織(要件を分解する担当、実装する担当、レビューする担当)を使って開発しました。人がすべての工程を一からコーディングするのではなく、AI に実装とテストの土台を任せ、人間は設計判断とレビューに集中する。ドキュメントと仕様書を都度残すこの仕組みがあるからこそ、大手が採算に合わないと見なしがちな規模でも、引き継ぎ可能な形のまま開発を進められる、というのが私の考え方です。

実装してみて気づいたのは、差分は「あとで確認する」ものにしてしまうと結局見られない、ということでした。集計画面を別に作って月末に見に行く設計でも要件は満たせますが、それでは Excel 集計と使われ方が変わりません。そこで、見積と実績の差分を車両詳細画面の中に常時表示するカードとして組み込み、ダッシュボードのトップにも差分ランキングを出す構成にしました。手間は増えましたが、「毎日目に入る」ことを優先した判断です。

まとめ:何が変わったか

月末にまとめて集計しないと分からなかった見積と実績のズレは、いま車両を開いた瞬間に見える形になっています。最初にあったのは「AI を使いたい」ではなく「売上・工数を管理したい」という一言で、そこに要件定義から運用まで付き合った結果がこれです。差分を毎日目に入る場所に置く、という一つの判断が、実際にこの記事で紹介した内容のほとんどを形にしています。

同じように、売上や工数の管理を Excel や紙でなんとかしている、あるいは何から手をつければいいか分からないという状況であれば、Leadeas(leadeas.co.jp)の問い合わせフォームからご連絡ください。要件が固まっていない段階のスポット相談としても対応しています。

※ この記事は、Leadeas が自社開発した AI エージェント基盤による下書きをもとに、人間のレビューを経て公開しています。

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